まだ若い人のお葬式の悲しみ

私が仕事を退職して結婚した妊婦の時、仕事でお世話になった女の先輩が亡くなったと仕事場での友人から知らせを受けました。
友人は、もしも枚方でのお葬式に参列するなら私が送迎するので一緒に行きませんかと言ってくれました。
妊婦がお葬式に出るのは良くないと風習があるのを聞いた事はありましたが、参列すると決めました。
なぜならその方のお葬式は、私より年上とはいえまだ30代半ばでどうやら死因が自殺らしかったからです。
あまり他人に知らせてなくて、参列客も少ないと予想されていたので私も行くことで寂しいお葬式になるのを少しでも、という思いがありました。
お香典を幾らにするのが一般的なのか、ネット検索してる自分は不思議と冷静で私は案外冷たいなと変な気持ちでした。
しかし、それはとても辛いお葬式でした。
離婚されていたので彼女の妹さんが喪主を務めていて、母親らしき女性は立ってるのがやっとの状態でした。
親類らしき男性もそばにいましたが、悲痛な顔でした。
同じお葬式でも、天寿を全うしたという高齢の人のお葬式とは全く違う雰囲気でした。
市内の斎場で執り行われたお葬式は、やはり参列する人は身内と仕事先の知り合い程度で非常に少なく、余計に辛くなりました。
これからがあった人だと思うせいか、私もいつまで経っても涙の止まらないお葬式でした。