社会に出て働くようになると人付き合いも増え、結婚式のようなめでたい場だけではなく、葬式に出席する機会も多くなるでしょう。
どういうわけか不幸とは続くもので、毎年のように葬儀の場に足を運んでいた時期があったという経験はないでしょうか。人付き合いが増え、関わりを持つ人間が増えればそれは必然なのかもしれませんが、身内の葬式が毎年のように続くということはあまりないと思います。
私は学生時代に父、従兄弟、祖父と三年連続で亡くし、毎年のように葬式を経験していました。
手前味噌になってしまいますが、父は勤め先でそれなりの地位にいたため、葬儀は会社が手配してくれることになりました。紹介してもらった城東の葬儀会社は初めて喪主として葬式に臨む母や、葬式自体が初めての私を手厚くサポートしてくれました。
それ以降、従兄弟と祖父の葬儀もその会社に依頼しています。
本来なら無い方がいいのかもしれませんが、葬儀会社との付き合いは大切です。特にこれから両親や祖父母の葬式をするであろう世代の方には、今から葬儀会社の選定をしておくことお勧めします。
もちろん、故人の意向や勤め先の意向によって葬儀に関して自由が利かないこともあると思います。しかし、決まった葬儀先を決めておくと葬儀会社との付き合いが生まれ、ややこしい葬儀の段取りやお坊さんの紹介といったことを円滑に進めることができます。
誰かが亡くなると悲しむ暇さえ与えられず、すぐに行政への手続きや葬儀が始まります。
心身ともに疲れきっているので、そこに生じる僅かな隙を狙って悪徳業者や遺産目当ての人間が擦り寄ってきます。ですが、そんな時に付き合いがある信頼できる葬儀会社があるというのは私の経験上、負担の軽減に繋がり安心感も生まれます。
初めての葬式を迎える前に、知人や口コミ等で見当を付けておいてはいかがでしょうか。