地域によるお葬式の種類、これからのお葬式について

葬儀というものには小さい頃から親に連れられ、出席させて頂いておりました。

そして高校の時には同級生のお父様が無くなり、当時の担任の先生からそのような場は呼ばれなくても是非行く物だと教えられました。

まだ若い頃はその意味がわからずただ並んでいるだけでしたが、実際父が亡くなりいざ葬儀となった時に実感致しました。
父の為に集まり、涙を流し、昔話をしてくれる方々。
ショックでどうしようもない母の事をどれだけ支えてくれたか目の当たりにし、親や先生の教えを改めて考えさせられた時でした。

私共の地域では通夜から始まり、その日の夜はお線香の火を絶やさないように集まった人達が交代で朝までお酒を飲みながら朝を迎え出棺に備えると言うのが一般的で、それが当たり前、普通な物だと思い育ってきたのです。

しかし、以前信仰する宗教が違う主人の祖母が亡くなった時の葬儀に参列した際、自分の頭にあった葬儀とは別物で驚いた記憶があります。
悲しい気持ちはみんな一緒ですが音楽がかかり歌があり、全く自分の知っていたお葬式のイメージではありませんでした。

この頃からお葬式も暗い、悲しいイメージでは無く故人の希望とあらば明るく故人を送り出す式もあってもいいのではないかと思うようになりました。

昨今、音楽葬や生前葬、家族葬等、様々なお葬式もあります。

主人とも年齢が上がるにつれて自分達の葬儀についても話をするようになってきました。
主人は、今のところは葬儀は必要ないらしいのですがまだまだこの先選択肢が多種多様に増えるのかもしれません。