縁を切った息子が務める喪主

私の叔父、いとこの話になりますが、私の叔父は数十年前に事業に失敗してから職を転々とし、お酒に依存ついには離婚をすることとなり家族とは絶縁状態になりました。長女、長男、次男と三人兄弟で私たち家族とは数年おきに連絡があるくらいの付き合いがあり良好な関係を保っていました、一方叔父は、音信不通でどこで何をしているのかもわからず一切のつながりがない状態になってしまいました。

それから十数年がたち ある日突然私の父に一本の連絡がありました。どうやら叔父は自宅アパートで孤独死をしたらしく 確認と引き取りをお願いしたいとのことで、私の父が向い 身元確認やアパートや公共料金などのいろいろな処理を済ませ、後は葬儀だけとなりました。

うちの叔父は次男にあたり、私の父、その下に三男 ほかに姉が二人おりましたがうち一人はすでに他界しておりました。父の兄弟での葬儀の話し合いになり 一同最後は叔父の息子たちに最後送ってほしいとの願いで断絶した叔父の子供たちを説得して 何とか長男に喪主を務めてもらうことになり蒲生で葬儀を執り行うことができました。しかし長男以外の子供たちは誰一人参列しませんでした。